東京の港区虎ノ門にある愛宕神社は出世の階段で有名です。また江戸に幕府を設く徳川家康公の命により防火の神様としてまつられていて、火に関するものや防火・防災にもご利益あります。その他商売繁盛、恋愛や縁結び、印刷やコンピュータ関係にもご利益があるそうです。
また愛宕神社のある愛宕山は自然の山の中では23区で一番高く標高は25.7メートルあります。
愛宕神社の出世の階段を上る
【出世の階段】
愛宕神社に行く人はこの「出世の階段」を上ろうと行く人も多いのではないでしょうか。大鳥居をくぐると愛宕神社の男坂「出世の階段」になります。段数は86段、傾斜は40度もあるそうですが、2年に1度の9月にお神輿が行き来をするそうです!
下から見ても急なのがわかります。私自身久しぶりに上るので、一気に上れるかちょっと不安です。
大鳥居の横には出世の階段の看板が。
裏側に「出世の階段」のいわれが書いてあります。
家光公が愛宕神社に咲く梅を馬で取りに行くよう命じた時、誰も行けなかった急こう配の石段を四国丸亀藩の家臣だった曲垣 平九郎が上り取ってきたそうです。家光公からは「日本一の馬術の名人」と讃えられ、全国に名前が知られたそう。
出世の階段のいわれを読んで、早速階段を上りましょう。傾斜が40度とあってかなり急です。
この日はお天気で多くの人が参拝に来ていました。真ん中には太い鎖があります。雨で濡れていたりするとけっこう滑りそうです。
息を切らしながらやっと上りきりました。上から見てもかなり急なことがわかります。
小さなお子さんを連れたお母さんが抱っこしながら下りていましたが、私には絶対に無理…母は強い!
ちなみに上るのが心配という人はエレベーターもあります。
愛宕神社を歩く
出世の階段を上ると最初に一の鳥居が見えてきます。
一の鳥居をくぐると丹塗りの門(ニヌリノモン)があります。朱色がまぶしい。
この日はまだコロナの影響で社殿は閉まったまま。お賽銭箱も夜間用です。社殿の中には入れませんでした。
愛宕神社
将軍梅
境内には「将軍梅」といわれる出世の階段の由来となった梅の木があります。
江戸時代に曲垣 平九郎(マガキ ヘイクロウ)が将軍の徳川家光に献上したと言われる梅です。
愛宕神社の池
愛宕神社の境内には大きな池があり、沢山の鯉が気持ちよさそうに泳いでいました。
池のほとりからは愛宕グリーンヒルズが見えます。当たり前ですが23区で一番高い愛宕山より高い。
池のそばにはアジサイのつぼみが。
愛宕神社の境内には池の水が流れる音が響いていました。
愛宕神社の猫
愛宕神社の境内で一番の特等席にいたのがこの白い猫と、
もう一匹の三毛猫。
この日は天気が良く人の多かったのですが、周囲を歩く多くの人に全く動じない2匹でした。
後ろ姿も貫禄があります。
愛宕神社ホームページの境内のご案内にも二匹が登場していました。インスタグラムにも登場しています。
愛宕神社の女坂
愛宕神社には出世の階段の右側に女坂があります。
帰りは女坂から降りて帰りました。107段あるそうです。
女坂もかなり傾斜があります。
この日は雨が降った後だったのでまだ濡れていて下りるのがちょっと怖かった。
下から見ても急な階段というのがわかります。
愛宕神社へのアクセスは
愛宕神社へは
・虎ノ門ヒルズ駅(2020年6月6日開業)
・銀座線虎の門駅
・日比谷線神谷町駅
・都営三田線御成門駅
・JR新橋駅
から行くことができます。
新しくできた虎ノ門ヒルズ駅からは歩いて5分くらい!
車での愛宕神社のアクセス
愛宕神社へ車で行く場合は駐車場があります。
愛宕下通りに愛宕神社車道の入口があるので上がりましょう。
少し急な坂道を上がった左手に、
駐車場の入口があります。
「出世の階段」を上りたい人は駐車場まで来ると一度階段の下まで降りることになります。
愛宕神社
最後に
久しぶりに訪れた愛宕神社。以前は来た時は出世の階段も上れた気がしたのですが、今回はかなりきつかったです。境内には大きな池や生い茂った緑が虎の門だということを忘れさせてくれました。虎ノ門ヒルズ駅もでき、虎ノ門ヒルズも立ち寄ることができます。